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「MJ部長のコラム」(日経MJメールマガジンより)2001.8.22 日本人の海外旅行先として、芸能人に限らず、ハワイは一貫して高い人気を誇っています。昭和30年代後半に「夢のハワイ」と言われ始めてから40年ですので、まさに旅行の超長寿商品でしょう。なぜ、こんなに人気が続くのか。お盆休みに家族で行って、その“秘密”がわかりました。 僕はハワイこそ初めてなのですが、海外旅行は頻繁です。香港とニューヨークで計7年半、海外駐在し、リゾートはインドネシアのバリ、タイのプーケット、メキシコのカンクーン、さらにモルジブ、豪グレートバリアリーフまで制覇しました。ハワイだけは余りに定番なので避けていたわけです。 行ってわかった最大の秘密は、「奥深さ」だと思われます。1つは都市と自然の混交。同じオアフ島の中でも、ワイキキは高層ビルと巨大商店街が立ち並び、まるで香港ですが、その反対側に行けば、素晴らしい自然とビーチが残っています。もう1つは自然の中の多様性。海岸と奥地の森林、さらに海抜3000mを超す山々は全く風景が違います。小さな島々の中にこれだけの多様性を持つリゾートは、まずないでしょう。 僕はマウイ島の最高峰(3055m)まで車で一気に登る「スターゲージング(天体観測)ツアー」に参加しました。借りたダウンジャケットを着ても震えるほどの寒さの中で見た、澄みきった星空は感動ものでした。しかも、観光スポットには様々な「ストーリー」がついています。映画の舞台になったのは「2001年宇宙の旅」のハレアカラ、「パールハーバー」でさらに脚光を浴びた真珠湾など枚挙に暇がありません。 環境に恵まれたハワイには、特段のマーケティングをしなくても観光客が詰め掛けますが、人気の秘密はテーマパークやショッピングセンターなど人工の施設にも参考になるでしょう。 このサイト上の各コンテンツの著作権は小林収メモリアルサイト制作グループもしくは、このサイトにコンテンツを提供していただいた各企業、各寄稿者に帰属します。無断転載はお断りいたします。 このサイトに関するお問い合わせはinfo@kobayashiosamu.net までお願いいたします。 |