小林収さんへの追悼メッセージ
小林収ヒストリー
日経ビジネス
「日本型経営」改造ビジョン
TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ!」
トップに戻る
 

日経ビジネス

心優しく思いやりにあふれた大先輩
小林収編集長時代
小林収編集長インタビュー
書籍「こんな経営手法はいらない」
日経ビジネスのウェブサイトへ

小林収編集長時代の特集一覧
2000年06月〜08月

1999年 3月〜5月6月〜8月9月〜11月12月〜00年2月
2000年 3月〜5月6月〜8月9月〜11月12月〜01年2月

2000年6月5日号
日本を蝕む学力崩壊
反知性主義を克服せよ
掲載なし


2000年6月12日号
こんな売り方があった!
「反常識」で宝の山つかめ
 回遊式の大型水槽を備えたある水族館で魚の動きを見ていて、面白いことに気が付きました。餌をうまく取るのは決まって、群れからちょっと離れたり、違う方向に泳いでいる魚なのです。群れの中で同じ方向に進んでいる“サラリーマン魚”は必死で泳ぐ割には貰いが少ないように見えました。
 同じことが商売の方にも当てはまりそうです。コンビニが主役となれば皆一斉に真似ますが、それでは儲かりません。「人の行く裏に道あり花の山」という格言もあります。今回は常識の裏をかく「逆・小判鮫」のような売り方、戦略を特集しました。


2000年6月19日号
出井伸之の大いなる不安
ソニーは日本を超えられるか
 ソフトバンクの孫正義社長が雑誌の長時間インタビューに応じたのは久しぶりかもしれません。今年2月に株式時価総額でソフトバンクがトヨタ自動車を抜いたのもつかの間、そこからインターネット関連株は大暴落し、そして一連の“孫バッシング”が続きました。さすがの孫さんもマスコミ不信になっておられたようです。
 孫さんと我々は「利害相反問題」などで意見の不一致もあります。ですが、ネット社会のルールについてはまだ解が固まっていないのも事実。特別インタビューの孫節を読んで、読者の皆様もぜひ考えてみてください。


2000年6月26日号
ゼネコン最終局面
借金棒引き、お上頼みの報い
 「学力」シリーズで何人かの学者、経営者にインタビューしました。興味深かったのは、今号のノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈氏を筆頭に、皆さん知的好奇心に支えられた幅広い「教養」の持ち主だったことです。大学受験制度もあって今は「文科系」「理科系」という区別が強いのですが、人間の精神活動を考えた場合、この区分けはほとんど意味がありません。
 江崎さんはインタビュー中、能の影響を強く受けた最近の欧州の演劇について熱っぽく語られました。この教養の厚みが75歳にしての旺盛な社会活動を支えているようです。


2000年7月3日号
こんな会社が今なぜ強い
キーワードは柔・効・超・台
 世の中の動きが一段と速まってきた感じがしてなりません。わずか1カ月の間に小渕、梶山、竹下と時代を象徴した政治家が相次いで他界し、隣の朝鮮半島では歴史的な南北会談が実現しました。21世紀まであと半年。ドッグイヤー(7倍速)で動くIT革命の浸透が、時代の変化を加速しています。
 というわけで、弊誌でも今号から波頭を切り取る8つの短期連載を一気にスタートします。今どき意外な強さを発揮する企業の戦略、碩学の教え、身近な技術、トップ人事、新製品、健康など盛りだくさんに揃えました。読者のご参考になれば幸いです。


2000年7月10日号
金持ちはニッポンを救えるか
“2極化経済の勝ち組”研究
 米国の“ネットバブル”の震源地であるシリコンバレーに出張してきました。日本ではナスダック指数の下落で先行きを不安視する声も多いのですが、現地のビジネスマンは予想以上に強気です。その理由は、一言でいうと、次々と新しいスターが誕生していることにあります。ネット産業の有力誌「レッドヘリング」は最近、時代を変えていく100社を特集でまとめましたが、うち50社はまだ非公開のベンチャーから選びました。それだけ厚みがあるわけで、「米ネット株はバブルが弾けたところがむしろ買い場」という説も一理あると感じました。


2000年7月17日号
危うし!IT立国
最後の砦、先端部品が日本から逃げていく
 日本全体が情報技術(IT)に熱狂してきました。間近に迫った沖縄サミットには「ITサミット」の別称があり、国内でも景気回復の牽引車が情報通信産業だということが明確になりました。森首相はIT担当相と同戦略会議の設置まで決めています。
 ITが日本の未来を開く扉であることは、e革命の旗を振ってきた弊誌ならずとも、疑いがありません。ただ、米国が先行するITをどう使って日本を立て直すか、筋道はまだ見えないのが現状です。今号では特集とサミット展望、インタビューを通じてIT革命の光と影に迫ります。


2000年7月24日号
ウォルマート
日本上陸近づく史上最強の小売り
 小生が米国に駐在していた1992年、日経流通新聞でウォルマートの特集を仕掛けたことがあります。当時からマスコミ対応の悪さは有名で、結局、ある女性記者が創業者のサム・ウォルトン氏を毎日朝食を取る質素なコーヒーショップで未明から待ち構え、インタビューに成功しました。これが故ウォルトン氏と日本マスコミの最初で最後の会見になりました。今回も直接取材は難航を極めましたが、関係者に対する幅広い取材で「史上最強の小売り」の凄さが浮き彫りにできたと感じています。そういえば、今回も米国取材に当たったのは女性記者です。


2000年7月31日号
駅はビジネス特等地
ライバルはセブンイレブン
 「日本とアメリカのeコマースの違いの1つは駅の存在ですよ」。昨年末に聞いた東芝の西室泰三会長の一言が今回の特集のヒントになりました。ネットの世界には、現実と接合するためのプラットホームが必要ですが、日本ではコンビニとともに駅がその拠点になるというのが西室さんの考えです。
 確かに、米国と違って日本はJR、私鉄、地下鉄と鉄道網が発達し、毎日、大量の人間が駅を通過します。かつて阪急の創業者小林一三氏は「ターミナル百貨店」という業態を開発しました。ネットの時代に、駅は再び生まれ変わるのかもしれません。


2000年8月7日・14日号
重厚長大e革命
成熟産業が成長産業に変わる日
 今号はそごう問題の「緊急特集」を組みました。この種のものは頻繁にやるわけではありません。小生が編集長に就任してからでは、昨年3月の「日産・ルノー提携」、8月の「金融大統合」、今年3月の「ネット犯罪」に続いて4度目になります。
 一企業の破綻にそれほどこだわったのは、日本経済の構造問題が集約されていると考えたためです。金融再生のスキーム、政治の関与、メーンバンク制の問題、そしてコーポレートガバナンス(企業統治)の欠如――。そごう問題をきっちり片づけることが日本再生に不可欠だと思います。


2000年8月21日号
良くても売れない、のなぜ!?
大ヒットと不発を分ける隠れた法則
 今回の特集のきっかけは、ある記者の「○○ビールって、良いのに売れないんですよね」という発言でした。件のビールについては周囲から、「個人的趣味でしょ」といなされたのですが、議論の中で「良くても売れない」商品が結構多いことがわかりました。
 考えてみれば、メーカーの担当者のほとんどは、このセリフを一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。性能もデザインも良い、値段だって高くない、「なぜだ!?」と叫びたい気持ちはわかります。が、そこにはやはり理由があります。今回はその「なぜ」に迫りました。


2000年8月28日号
人材輩出企業リクルート
“経営不在”でどこまで走れるか
 プロ野球をテーマにしたスポーツ評論は数多いですが、大抵は対象が選手か監督で、コーチを論じたものはまずありません。元の名投手、強打者でも、コーチになると途端に存在感が薄まってしまうのが現状です。
 そのコーチは、企業に例えれば中間管理職でしょう。上司(監督)はひたすら結果にこだわり、若手(選手)はジコチュー(自己中心主義)で言うことを聞かない。狭間での悩みは、地位が保証されていない分、野球の方が深刻です。プロ野球もそろそろ終盤。「フォーカスひと」では2号にわたってコーチの生態学に迫ります。



このサイト上の各コンテンツの著作権は小林収メモリアルサイト制作グループもしくは、このサイトにコンテンツを提供していただいた各企業、各寄稿者に帰属します。無断転載はお断りいたします。
Copyright: 2002 Kobayashi Osamu Memorial, associated companies and writersAll Rights Reserved.

このサイトに関するお問い合わせはinfo@kobayashiosamu.net までお願いいたします。

Designed by BlueBeagle LLC